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屋上防水の定期点検はいつ必要? 漏水前に気づく重要サイン

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屋上防水の定期点検はいつ必要? 漏水前に気づく重要サイン

屋上防水の定期点検はいつ必要? 漏水前に気づく重要サイン

2026/02/23

屋上の防水は一度工事をすると、しばらく安心してしまいがちです。けれど雨漏りはある日いきなり起きるというより、気づきにくい小さな傷みが積み重なって表に出てくることが多いです。点検はいつやるのが正解? どこを見れば早めに気づける? そう感じているオーナー様や管理のご担当者様もいらっしゃると思います。この記事では、定期点検が必要になる理由、点検の目安、漏水前のサイン、種類別の劣化の見方を整理していきます。読み終えた頃に、次に何を確認すればよいかが見えやすくなるはずです。

 

 

屋上防水の定期点検が必要になる理由

屋上は建物のいちばん上で、雨風や紫外線を直接受け続けます。防水層があるから大丈夫と思っていても、傷み方はゆっくり進むため、定期点検で変化を拾っていくことが大切です。ここでは雨水が入り込む仕組みと、用途によるリスクの違い、点検を後回しにした場合の影響をまとめます。

 

雨水が入り込む仕組みと屋上の弱点

屋上防水は、表面の防水層だけでなく、端部の立ち上がりや排水口まわりなど細かな部位で成り立っています。弱点になりやすいのは、つなぎ目、角、貫通部です。エアコン配管や手すりの支柱など、屋上には穴が空く場所がどうしても出ます。そこにわずかな隙間ができると、雨水が毛細管現象のように入り込み、下地に回ってしまうことがあります。さらに屋上は昼夜の温度差で伸び縮みし、表面に小さなひび割れが生じやすいです。見た目は軽い傷でも、雨が繰り返し入ることで内部の傷みが広がります。

 

建物用途別に変わるリスクの出方

アパートやマンションでは、漏水が起きると入居者様の生活に直結し、天井や壁の復旧、家財対応など管理負担が増えます。商業ビルやオフィスビルでは、テナントの営業や業務に影響が出る可能性があり、復旧までの段取りが複雑になりやすいです。さらに屋上に設備が多い建物ほど、配管や架台のまわりが増えて点検ポイントも増えます。用途が違うと、止めたいリスクの種類も変わるため、建物の使われ方に合わせた点検の目線が必要です。

 

点検を後回しにした場合の修繕範囲の広がり

小さな破れや端部の浮きは、早い段階なら部分補修で収まることが多いです。ところが放置して雨水が下地に回ると、防水層の下が湿った状態になり、ふくれやはがれが連鎖的に広がります。さらに断熱材が入っている屋上では、含水で性能が落ちたり、乾きにくくなったりします。結果として、表面だけ直すつもりが下地の補修や撤去まで必要になることもあります。点検は費用をかけるためではなく、修繕範囲を小さく保つための作業と考えると判断しやすいです。

 

 

屋上防水の定期点検はいつ必要?

点検の時期は、建物の立地や屋上の使われ方、防水の種類で前後します。ただ、目安を持っておくと先延ばしになりにくいです。ここでは頻度の考え方、竣工後や改修後に見ておきたい時期、荒天後の確認が役立つ理由をお伝えします。

 

目安となる点検頻度とタイミング

基本の目安としては年に一回、できれば雨が少ない時期に屋上全体を確認すると安心です。加えて、簡単な見回りは季節の変わり目に行うと、排水口の詰まりや落ち葉の堆積に気づきやすくなります。屋上に上がれる建物なら、目視でよいので定期的に同じ場所を見て、前回との差を意識するのがコツです。点検は晴天が続いた日が向いています。濡れているとひび割れや浮きが見えにくく、誤判断につながるためです。

 

竣工後や改修後に確認したい時期

工事直後はきれいに見えても、最初の一年で動きが出る場合があります。下地の動き、端部の収まり、設備の振動などで、想定より早く隙間が出ることもあります。竣工後や改修後は、半年から一年の間に一度、状態確認を入れておくと安心です。保証や点検の条件がある場合もあるので、書類の内容と合わせて確認しておくと、いざという時に慌てずに済みます。

 

台風や大雨の後に点検したい理由

強風を伴う雨は、普段とは違う角度から水が当たります。端部の押さえや立ち上がり、設備架台の周辺に水が回りやすく、弱い部分が表に出やすいです。また大雨の後は排水が追いつかず、一時的に水たまりができることがあります。水たまり自体がすぐ漏水につながるとは限りませんが、排水不良のサインです。荒天後に屋上へ上がれる場合は、破れ、めくれ、排水口の詰まり、水たまりの跡を確認しておくと早期発見につながります。

 

 

漏水前に気づく重要サイン

雨漏りが起きてから動くと、室内側の復旧も必要になりやすく、手間も費用も増えがちです。屋上側には、漏水の前段階として出やすいサインがあります。ここでは代表的な四つを、見つけ方の目線で整理します。

 

防水層のふくれや浮き

表面がぷくっと膨らんでいる、踏むと柔らかい感じがする場合は、下に水分や空気が入り込んでいる可能性があります。ふくれは一か所だけで終わらず、周辺に広がることがあります。特に日当たりの良い場所では温度変化で膨張収縮が起き、ふくれが大きくなりやすいです。見つけたら、位置を記録して経過を見るだけでも判断材料になります。

 

ひび割れや破れ、継ぎ目の開き

細いひび割れでも、雨が繰り返し入ると内部で広がります。シートの継ぎ目が開いている、端部の押さえ金物の際が切れているなどは、雨水の入口になりやすいです。歩行が多い屋上や、点検のために人が頻繁に通る通路は摩耗が進みやすいので、同じルートを中心に見ていくと効率的です。

 

排水口まわりの詰まりや水たまり

排水口に落ち葉や泥が溜まると、屋上に水が残りやすくなります。水が引いた後に輪っかのような跡が残っている場合は、水たまりができていた合図です。排水口の金具が外れている、周辺の防水がめくれているなども要注意です。清掃だけで改善することもありますが、繰り返す場合は勾配不良や周辺の劣化が関係していることがあります。

 

パラペットや立ち上がり部の劣化

屋上の外周にある立ち上がりは、雨が当たりやすく、端部の処理も複雑です。ここが劣化すると、壁側から水が回って室内に出ることがあります。立ち上がりのひび割れ、押さえのシーリングの切れ、笠木の継ぎ目の隙間などは、地味ですが重要な確認ポイントです。外周を一周して、同じ高さで連続して見ていくと見落としが減ります。

 

 

屋上防水の種類別に見る劣化ポイント

防水にはいくつか種類があり、劣化の出方も違います。点検のときに種類を意識すると、見るべき場所が絞れます。ここではウレタン、シート、アスファルトの代表的な注意点をまとめます。

 

ウレタン防水の摩耗やトップコート劣化

ウレタン防水は塗膜でつくるため、表面のトップコートが傷むと、紫外線の影響を受けやすくなります。色あせ、粉が手につくような状態、表面の細かなひび割れが増えてきたら、保護層の劣化を疑います。トップコートの塗り替えで延命できる時期を逃さないことが大切です。歩行が多い場所は摩耗が先に出やすいので、通路の状態を優先して見てください。

 

シート防水のジョイント部や端部のめくれ

シート防水は継ぎ目が要です。ジョイント部の浮き、端部のめくれ、押さえ金物まわりの切れがあると、そこから水が入り込みます。鳥がつついた跡や、設備の移動で擦れた傷が原因になることもあります。シートの表面にしわが出ている場合は、下地の動きや固定方法の影響が考えられるため、広がる前に確認したいところです。

 

アスファルト防水の層間はがれや亀裂

アスファルト防水は層で防水性を持たせます。表面の亀裂、押さえ部の切れ、立ち上がりの端部の割れなどが見えたら注意が必要です。層間にはがれが起きると、ふくれとして表に出ることがあります。保護コンクリートがある場合は表面から見えにくいので、排水不良や室内側の湿り気など、間接的なサインも合わせて見ていくことが大切です。

 

 

定期点検で確認する項目とチェック方法

点検は専門の調査が必要な場合もありますが、まずは基本の確認項目を押さえると判断がしやすくなります。ここでは目視の優先順位、代表的な調査方法、記録の残し方を解説します。

 

目視で見つけやすい箇所の優先順位

最初に見るのは排水口まわり、次に端部と立ち上がり、最後に平場の順がおすすめです。排水口は詰まりが起きやすく、雨の影響が集中します。端部は納まりが複雑で、劣化が出やすいです。平場は広いので、歩行ルートや設備周辺など、負荷がかかる場所から見ていくと効率的です。確認する時は、破れ、浮き、ふくれ、ひび割れ、水たまり跡の五点を軸にすると迷いにくいです。

 

散水試験や赤外線調査などの調査方法の違い

漏水の原因箇所を絞りたい時に行われるのが散水試験です。疑わしい場所に水をかけ、室内側の反応を見ます。ただし時間がかかることがあり、建物の状況によっては実施しにくい場合もあります。赤外線調査は、含水部と乾燥部の温度差を利用して異常を推定します。広い屋上で目星をつけたい時に向きますが、天候条件の影響を受けるため、実施日や読み取りには経験が必要です。どの方法が合うかは、症状と建物条件で変わります。

 

点検記録の残し方と次回判断への活かし方

点検は記録があるほど価値が上がります。屋上の平面図があれば、傷みの位置を丸で囲って日付を書き込むだけでも十分です。写真は同じ角度で撮ると比較しやすくなります。排水口、立ち上がり四隅、設備周辺、通路の定点写真を決めておくと、変化が見えやすいです。記録があると、補修の優先順位や改修時期の判断が早くなり、見積もりの説明も受け取りやすくなります。

 

 

点検時によくある見落としと注意点

点検をしていても、見落としやすい場所があります。特に設備まわりや排水まわりは、異常が小さくても影響が大きいことがあります。ここではよくある注意点を三つに絞ってお伝えします。

 

屋上設備まわりの貫通部と架台周辺

配管やダクトの立ち上がり、アンテナや室外機の架台など、貫通部は雨水の入口になりやすいです。固定金具の根元のシーリングが切れていたり、振動で周辺が擦れていたりすることもあります。設備の更新工事のあとに防水の復旧が不十分なままになっている例もあるため、工事履歴がある建物ほど注意して見てください。設備の陰は見えにくいので、可能な範囲で角度を変えて確認します。

 

ドレンまわりの清掃不足と泥だまり

排水口は清掃で状態が大きく変わります。泥だまりができると、水が引くまでに時間がかかり、防水層が水に浸かる時間が増えます。結果として劣化が早まることがあります。点検のついでに、落ち葉やゴミを取り除くだけでも予防になります。ただし、金具の破損や防水層のめくれがある場合は、清掃だけで済ませず補修の検討が必要です。

 

小さな損傷を軽視した場合の広がり

小さなひび割れや端部のわずかな隙間は、すぐに雨漏りにならないこともあります。そのため後回しになりやすいです。けれど雨水は同じ場所に繰り返し当たり、少しずつ内部へ進みます。下地が湿ると防水層の密着が落ち、ふくれやはがれにつながります。軽微なうちに補修できれば、工事範囲も日数も抑えやすいです。迷ったら写真を残し、次回点検までの変化で判断するのも一つの方法です。

 

 

定期点検から改修判断までの目安

点検をすると、補修で足りるのか、改修が必要なのかが気になってきます。ここでは判断の目安、予算の考え方、建物運用に合わせた工事時期の考え方を整理します。

 

部分補修で済むケースと全面改修が必要なケース

部分補修で済みやすいのは、劣化が局所的で、下地の傷みが小さい場合です。例えば端部のシーリング切れ、軽微な破れ、排水口まわりの局所補修などです。一方で全面改修が視野に入るのは、ふくれや浮きが広範囲にある、複数箇所で雨水の侵入が疑われる、下地の含水が進んでいる場合です。過去に何度も継ぎ足し補修をしている屋上も、全体の整合が取りにくくなるため、改修の検討が現実的になります。

 

改修時期の考え方と予算の組み立て

改修は突然決めるより、点検記録をもとに数年単位で備える方が進めやすいです。例えばトップコートの塗り替えで延命できる時期なのか、防水層そのものの更新が必要なのかで費用感が変わります。まずは現状を把握し、優先順位をつけることが大切です。緊急性が高い箇所は先に補修し、次の改修に向けて積立や修繕計画に反映する形だと、資金面の負担が読みやすくなります。

 

建物の運用に合わせた工事時期の考え方

マンションなら入居者様の生活動線や騒音への配慮が必要です。商業ビルやオフィスビルでは、営業時間や搬入動線、屋上設備の停止可否が関わります。工事時期は天候だけでなく、建物の予定と合わせて検討すると無理が出にくいです。雨が少ない季節は施工に向きますが、繁忙期と重なる場合もあります。点検の段階で、いつなら工事がしやすいかも一緒に整理しておくと、いざ改修となった時に決めやすいです。

 

 

株式会社Aiコーポレーションの屋上防水点検と修繕対応

屋上防水は、点検で状況をつかんだあと、補修か改修かを建物の条件に合わせて整理することが重要です。株式会社Aiコーポレーションでは、足立区を拠点に、集合住宅から事業用建物まで、屋上防水を含む外装全体の修繕をまとめてご相談いただけます。ここでは対応の特徴を簡単にご紹介します。

 

足立区を拠点とした迅速かつ丁寧な現地確認

不具合は写真や図面だけでは判断しにくいことが多いです。現地で屋上の納まり、排水状況、設備まわり、外周の立ち上がりまで確認し、劣化の出方を整理します。雨漏りが疑われる場合も、屋上側だけでなく、室内側の症状や発生条件を伺いながら原因を絞っていきます。点検結果は、どこがどう傷んでいるかが分かる形でお伝えし、次の判断につながる情報を整えます。

 

アパートやマンション、商業ビルなど大規模修繕を見据えた提案

屋上防水だけ直しても、外壁やシーリング、鉄部の劣化が同時に進んでいることがあります。株式会社Aiコーポレーションは大規模修繕工事や外装修繕にも対応しているため、屋上だけにとどまらず、建物全体の維持管理の観点で工事の順番や範囲を整理できます。建物用途や運用状況を踏まえ、無理のない工事計画に落とし込むことを大切にしています。

 

 

まとめ

屋上防水の定期点検は、雨漏りが起きてから慌てるのではなく、傷みが小さいうちに気づくために役立ちます。目安としては年一回の点検に加えて、台風や大雨の後に排水口、端部、設備まわりを確認しておくと安心です。ふくれや浮き、ひび割れ、継ぎ目の開き、水たまり跡、立ち上がりの劣化は、漏水前に出やすいサインです。防水の種類によって見どころが変わるため、記録を残しながら点検を続けると、補修か改修かの判断もしやすくなります。次に取るべき一手は、まず現状を把握して、優先順位をつけることです。気になる点があれば、写真と場所を控えておき、点検や相談につなげてください。
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